パッキンの処理 INDUSTRIAL WASTE

パッキンの処理

2026.01.27

《パッキン》とは

パッキンとは、配管の継ぎ目や機械の接合部など、部材同士の隙間を塞ぐために使用される「密封装置(シール材)」の総称です。 厳密には、ボルトで固定して動かない部分(フランジ等)に挟むものを「ガスケット」、ポンプの回転軸など可動部分に使用するものを「パッキン」と区別しますが、廃棄実務の現場では総じて「パッキン」と呼ばれることが一般的です。

その役割は、内部の液体やガスが漏れ出すのを防ぐこと、および外部からの異物混入を防ぐことです。材質はゴム、フッ素樹脂(テフロン)、金属、黒鉛、繊維など多岐にわたり、流体の種類(水、油、薬品、蒸気)や温度・圧力によって使い分けられます。

《パッキン》の処理方法

材質により「廃プラスチック類」「金属くず」「ガラスくず(無機繊維)」等の産業廃棄物として処理します。 最重要事項として、古い設備から撤去されたパッキンはアスベスト(石綿)を含む可能性があるため、事前に成分分析や型番確認を行い、含有時は「石綿含有産業廃棄物」として飛散防止措置(二重梱包等)をとった上での埋立処分が義務付けられています。

具体的な品目

廃棄物として排出されるパッキンは、主に以下の形状・製品として搬入されます。

1.シートパッキン(ジョイントシート):配管フランジの間に挟まれる平らなシート状のもの。ゴム製や、繊維を固めたものがあります。特に古いジョイントシートはクリソタイル(白石綿)含有のリスクが高く、現場での目視判別が困難な代表格です。

2.グランドパッキン: バルブやポンプの軸封部に詰め込まれる紐状(編組)のもの。油やスラリーが付着しており、汚泥としての性質を帯びることもあります。

3.うず巻ガスケット:金属の帯とフィラー(緩衝材)をバームクーヘン状に巻き上げたもの。金属と非金属の複合廃棄物となります。

4.Oリング・オイルシール: 機械部品や油圧シリンダーに使われるドーナツ型のゴム製品です。

処理費の目安

70,000円~/㎥

 
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