金属くず INDUSTRIAL ITEMS

金属くず

金属くずとは?

産業廃棄物における「金属くず」とは、事業活動に伴って生じた鉄、アルミニウム、銅などの金属製廃棄物の総称であり廃プラスチック類などと同様に、排出する業種が限定されず、あらゆる事業所から排出されるものが対象となります。具体的には、建設現場から排出される鉄骨や足場材の端材、工場での機械加工によって生じる切削くず(ダライ粉など)に加え、オフィスから廃棄されるスチール製の机やロッカー、不要になった古電線や空き缶などもこれに含まれます。

金属くずの管理において留意すべき点は、他の素材との複合製品における分別と、有害物質の混入の有無です。通常は一般的な産業廃棄物として扱われますが、古い変圧器やコンデンサーなどで毒性の強いPCB(ポリ塩化ビフェニル)が内部に封入されていたり付着したりしているものは「特別管理産業廃棄物(PCB等汚染物)」に指定されます。これらは通常の産業廃棄物とは区別し、専用のステンレス容器などを密閉して使用し、漏洩や揮発を徹底して防止する厳格な管理と期限内の処分が義務付けられています。

処分方法としては、金属は極めて再資源化の価値が高いため、破砕や圧縮、専用のギロチンによる切断処理で規格サイズに整えられた後、製鉄所や精錬所で溶かされ、新たな金属原料として再生利用される「マテリアルリサイクル」が主流となっています。保管時には、加工時に使用された切削油が流れ出して土壌汚染を招くことに加え、重大なリスクとして火災が挙げられます。近年ではリチウムイオン電池などの小型二次電池が混入した状態で圧縮され、発火して大規模な火災につながる事故が多発しているため、異物の徹底した除去や水濡れを避ける屋内保管などの対策が不可欠です。

 
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