スレートの処理 INDUSTRIAL WASTE

スレートの処理

2026.01.27

《スレート》とは

スレートは、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加圧成形した建築資材です。耐火性・耐候性に優れ、住宅の屋根材や、工場・倉庫の屋根・外壁(波板)として広く普及しています。

天然の岩石を使用した「天然スレート」もありますが、国内の廃棄実務で扱うのはほとんどが人工の製品です。業界において最も重要な点は、2004年(平成16年)以前に製造されたスレートの多くに、強度補強としてアスベスト(石綿)が使用されていることです。そのため、単なる建設廃材ではなく、発がん性物質を含む「特定建設資材」として、法的に厳格な取り扱いが義務付けられています。

《スレート》の処理方法

「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」に該当しますが、石綿含有の場合は「石綿含有産業廃棄物」として区別します。飛散防止のため原形のまま湿潤化し、丈夫な袋で二重梱包する必要があります。中間処理での破砕は禁止されており、管理型最終処分場での埋立処分が原則です。

具体的な品目

廃棄物処理の現場で「スレート」として搬入される製品は、主に以下の2種類に大別されます。

1.住宅屋根用化粧スレート:戸建て住宅で「コロニアル」や「カラーベスト」という商品名(通称)で呼ばれる平板状の屋根材です。薄く軽量ですが、解体時に割れやすいのが特徴です。

2.波形スレート:工場、倉庫、古い駅のホームや駐輪場の屋根・外壁に使用される、波打った形状の灰色の板です。「大波」「小波」等の規格があります。

これらは通常、アスベスト作業レベル3(非飛散性)ですが、老朽化してボロボロに崩れている場合や、解体時に粉砕してしまった場合は、飛散性が高いと判断され、より厳重な管理が求められる場合があります。

処理費の目安

70,000円~/㎥

 
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