日本ダスト株式会社
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FRPボートは、船体の素材にFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)を使用した船舶のことです。ガラス繊維を樹脂で固めたこの素材は、軽量かつ高強度で腐食に強いため、プレジャーボートや漁船の9割以上で採用されています。
しかし廃棄物処理の視点では、その「頑丈さ」と「複合素材」という特性が大きな壁となります。通常の破砕機では刃が欠けるほど硬く、焼却炉ではガラス繊維が溶けて炉壁を傷めるため、環境省から「適正処理困難物」に指定されています。そのため、一般の粗大ゴミや通常の産業廃棄物ルートでは受け入れを拒否されることが多く、広域認定制度に基づく専門のリサイクルシステムが構築されています。
原則として、一般社団法人日本マリン事業協会が運用する「FRP船リサイクルシステム」を利用します。指定引取場所へ搬入し、破砕・選別を経て、最終的にセメント焼成の原燃料(サーマルリサイクル等)として再資源化されます。産業廃棄物として処理する場合は、FRP破砕が可能な特殊な許可を持つ中間処理業者への委託が必須です。
廃棄処理の現場において、本品目として扱われるのは、FRPを主材料とする小型船舶全般です。具体的には、モーターボート、セーリングヨット、水上オートバイ(ジェットスキー等)、および小型の漁船が対象となります。一方で、アルミボート、ゴムボート、木造船は、FRP船リサイクルシステムの対象外となり、通常の金属スクラップや廃プラスチック類として処理ルートが異なります。
廃棄するうえで最も注意すべきは、「船体のみ」の状態にしなければならない点です。エンジン、燃料タンク、バッテリー、ステンレス製の手すり(パルピット)、内装品などは、事前に手作業で解体・分別し、それぞれ「金属くず」「廃油」「廃バッテリー」として別途処理する必要があります。
30,000~100,000/1式