網の処理 INDUSTRIAL WASTE

網の処理

2026.01.27

《網》とは

網は、合成繊維や金属線を編んでメッシュ状にした資材の総称です。廃棄物処理の現場では、ポリエチレン、ナイロン、ポリエステルなどの「合成樹脂製」のものが主流です。

一見、軽くて扱いやすそうに見えますが、処理施設にとっては「厄介な難処理物」の代表格です。強靭な繊維でできているため、そのまま破砕機に投入すると、回転刃の軸に強く巻き付き(絡みつき)、機械を強制停止させたり故障させたりする原因になります。そのため、多くの処分場では受入禁止とするか、事前の切断処理を前提とした高単価品目として設定されています。

《網》の処理方法

素材により主に「廃プラスチック類」として処理しますが、金網は「金属くず」になります。破砕機への絡まりを防ぐため、受入後に重機や手作業で細かく裁断するか、破砕を経ずに焼却炉へ直行させる(サーマルリサイクル)等のフローが一般的です。

具体的な品目

廃棄物として排出される網製品は、業界ごとに特徴が異なります。

1.建設用ネット: 足場の「飛散防止メッシュシート」や「落下防止ネット(安全ネット)」です。塗料やコンクリートが付着していることが多く、畳まれていないと広大な体積になります。

2.農業用ネット:「防風・防鳥・防虫ネット」や「キュウリネット」など。泥、植物のツル、留め具(クリップ)が混入しており、分別の手間がかかります。

3.漁網:最も処理が難しい品目です。網自体は廃プラですが、おもりとして鉛やチェーンが編み込まれている場合、「金属との混合物」となり、そのままでは焼却できません。鉛の除去には多大な労力を要します。

処理費の目安

50~200円/kg

 
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