オイルフェンスの処理 INDUSTRIAL WASTE

オイルフェンスの処理

2026.01.27

《オイルフェンス》とは

オイルフェンスは、海難事故や港湾工事の際、流出した油が拡散するのを水面でせき止めるために展張される「浮遊式防油堤」です。 構造は、浮力を生む「フロート(発泡体)」、水中の油を防ぐ「スカート(樹脂シート)」、姿勢を保つ「ウェイト(金属鎖)」、およびこれらを繋ぐベルトで構成された複合製品です。

廃棄物処理の視点では、ゴム、化学繊維、金属が強固に接着されているため、分解が極めて困難です。さらに、使用済み品は重油や廃油をたっぷり吸っているケースが大半であり、引火性や悪臭、土壌汚染のリスクを伴うため、単なる廃プラではなく特別な管理を要する適正処理困難物として扱われます。

《オイルフェンス》の処理方法

「廃プラスチック類」「ゴムくず」「金属くず」の混合廃棄物として処理します。油分が多い場合は「廃油」の要素も加味されます。長尺のままでは処理できないため、重機等で切断し、金属チェーンを除去した後、管理型処分場での埋立や、排ガス対策が万全な焼却施設でのサーマルリサイクルを行います。

具体的な品目

廃棄物として搬入されるオイルフェンスは、使用目的や保管状況により状態が大きく異なります。

1.固体式(A型・B型):フロート内部に発泡スチロール等が充填された一般的なタイプ。港湾工事で長期間使用されたものは、フジツボや海藻が付着し、強烈な腐敗臭を放つことがあります。

2.充気式(バルーン型):緊急時に空気を入れて膨らませるタイプ。ゴム引布製で、格納時はコンパクトですが展開すると巨大です。

3.油吸着材一体型:フェンス自体が油を吸う素材でできている。廃油そのものとして扱われます。

処理費の目安

50~200円/kg

 
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