日本ダスト株式会社
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「残地薬品」は、工場の閉鎖、倒産、研究室の移転や解体工事に伴い、現場にそのまま放置された化学薬品全般を指します。その中でも、ラベルの腐食、剥落、退色により、中身の成分や名称が分からなくなってしまったものを「不明薬品」と呼びます。
これらは、中身が「強酸」か「強アルカリ」か、あるいは水と反応して爆発する「禁水性物質」かが外見からは判断できません。そのため、一般の廃棄物のように不用意に動かしたり混ぜたりすると、化学反応による爆発、有毒ガス発生、火災などの重大事故に直結する危険性があり、業界内で最も取り扱いが難しい「高リスク廃棄物」とされています。
そのままでは運搬・処分ができないため、まず現地の「成分分析・特定作業」が必須です。専門資格者が試薬を用いて中身を判別(リスト化)し、性状ごとに「廃酸」「廃アルカリ」「引火性廃油」等に分類・梱包します。その後、特別管理産業廃棄物として焼却や中和処理を行います。
この品目の対象となるのは、製品として流通している薬品ではなく、主に「管理が放棄された古い化学物質」です。
具体的には、大学や民間企業の実験室にある褐色の「試薬瓶」、廃工場に残された一斗缶やドラム缶入りの「工業用洗浄剤」「メッキ液」、農家の倉庫にある古い「農薬」などが代表的です。
特に警戒されるのは、経年劣化で爆発性の結晶が生じている可能性のある「ピクリン酸」や、猛毒の「シアン化合物」「水銀」、現在は製造禁止となっている「PCB含有薬品」です。これらが一本でも混入していると処理ルートが激変するため、廃棄にあたっては容器一本ごとの詳細な棚卸し調査が対象となります。
30,000円~/1式