日本ダスト株式会社
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廃棄物処理の実務において、長期間保管されたエーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)は、単なる引火性廃油ではなく、経年変化による変質リスクを考慮すべき「要確認試薬」として扱われます。 エーテル類は、空気中の酸素とゆっくり反応し、容器内で「過酸化物」という不安定な物質を生成する性質があります。特に開封後、数年にわたり光や空気に触れる環境にあったものは、液中やキャップ周辺に過酸化物が蓄積している可能性があります。
この過酸化物は、濃縮や衝撃に対して敏感であるため、通常の廃液回収ルート(タンクローリー等への混載)には乗せられず、個別の容器ごとの慎重なハンドリングが求められます。
まず専門スタッフによる現地確認や試験紙を用いた過酸化物有無のスクリーニングを行います。過酸化物が検出された場合、還元剤を用いた化学的な分解・安定化処理を施し、安全性を確保した上で、専用の焼却施設にて無害化(サーマルリサイクル)を行います。
この品目は、製品そのものというよりは、大学の研究室、病院の病理検査室、企業の品質管理室などで「在庫管理から漏れていた古い試薬」として発見されるケースが大半です。
1.ジエチルエーテル:麻酔や溶媒として一般的ですが、揮発性が高く過酸化物を作りやすい代表格です。
2.テトラヒドロフラン(THF)・ジオキサン:樹脂の溶解などで使われます。水分が蒸発してドロドロになっていたり、固形分が析出していたりするものは特に注意深く観察します。
3.イソプロピルエーテル:これも過酸化物を生成しやすく、結晶化が見られることがあります。
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