ヒ素・シアンの処理 INDUSTRIAL WASTE

ヒ素・シアンの処理

2026.01.28

ヒ素・シアン》とは

ヒ素やシアン化合物は、毒物及び劇物取締法で規制される化学物質であり、廃棄物処理法でも「特別管理産業廃棄物(特定有害産業廃棄物)」に指定されている重要管理品目です。 お客様が処理にお困りの理由は、その毒性もさることながら、法的に非常に厳格な管理(マニフェストへの詳細記載、溶出試験などの成分分析)が義務付けられている点にあるかと思います。

しかし、決して「処理できない厄介者」ではありません。実務上は、成分ごとの適正な処理フローが確立されており、許可を持つ処理施設を選定し、成分表(SDS等)を基に事前に情報を共有すれば、法令を遵守した安全な無害化処理が可能な品目です。

ヒ素・シアン》の処理方法

性質が異なるため処理ラインを分けます。シアンは「酸化分解法」等で化学的に分解・無害化します。ヒ素は「凝集沈殿法」や「吸着法」で汚泥として分離し、コンクリート固化等を行います。最終的に、再溶出を防ぐ措置を講じ、遮断型処分場などへ埋立処分されます。

具体的な品目

製品として流通しているものより、特定の工程から排出される廃液や、長期保管されていた在庫品が主な対象です。

1.メッキ・金属加工関連(シアン):メッキ工程から出る「濃厚廃液」や「汚泥」、金属の焼き入れ(熱処理)で使用された「シアン溶融塩」の廃材など。

2.半導体・電子部品関連(ヒ素):ガリウムヒ素ウェハーの製造・研磨工程から出る排水処理汚泥や、洗浄廃液。

3.不明在庫・古い薬品:倉庫の整理で出てきた古いシロアリ駆除剤(ヒ素含有の可能性)や、研究室の古い試薬。容器が腐食して中身が不明な場合でも、分析を行うことで処理可能です。

処理費の目安

円~/

 
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