日本ダスト株式会社
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固着試薬とは、長期間の保管により、キャップや中栓が固まってしまい、人力では開けることができなくなってしまった薬品類のことです。 お客様が最も頭を抱えられるのは、「中身を出して処分したいのに、蓋がびくともしない」という状況かと思います。
原因は、内容液が揮発してネジ山で再結晶化したり、酸性ガスで金属キャップが錆びついてガラス瓶と一体化したりするためです。 これらは、無理な力を加えて開けようとすると、瓶の首がねじ切れて破損したり、摩擦熱で内容物が反応したりする恐れがあります。そのため、業界では「開かずの瓶」として、「開けないまま扱う」特別なフローで処理を行います。
絶対に無理に開栓せず、そのままの状態で処理します。運搬中の破損を防ぐため、ドラム缶等に緩衝材(バーミキュライト等)と共に厳重に梱包(詰め込み)します。処分は、容器ごと投入可能な焼却炉にて、「容器ごとの焼却(キルン焼却等)」を行い、安全に無害化します。
特定の製品というよりは、保管状況によって「開かなくなってしまった」あらゆる試薬が対象となります。
1.アルカリ性試薬(ガラス共栓):水酸化ナトリウムやアンモニア水など。ガラス製の栓と、瓶の内側が化学的に反応(シリケート生成)し、完全に癒着して一体化してしまったもの。これはプロでも非破壊で開けるのは不可能です。
2.酸性試薬(金属キャップ):塩酸や硫酸など。腐食性ガスにより金属製の蓋がボロボロに錆び、ネジが回らなくなったもの。
3.結晶化しやすい試薬:ピクリン酸やエーテル類。蓋の隙間に析出した結晶が、接着剤のように固まっているもの。これらは衝撃に敏感な場合があるため、特に慎重な扱いが必要です。
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