ケミカルドラムの処理 INDUSTRIAL WASTE

 ケミカルドラムの処理

2026.01.28

ケミカルドラム》とは

ケミカルドラムは、鋼製ドラム缶の内側に、耐薬品性に優れた高密度ポリエチレン(HDPE)製の容器(ライナー)を装着した「二重構造の複合容器」です。現場では「ケミドラ」「複合ドラム」とも呼ばれます。

外側の「鉄」が持つ強度・耐衝撃性・積み重ね適性と、内側の「プラスチック」が持つ耐腐食性・クリーン性を兼ね備えています。通常の鉄製ドラムでは錆びて穴が開いてしまうような強酸・強アルカリ性の薬品や、鉄イオンの混入(コンタミ)を極端に嫌う高純度薬品の輸送・保管容器として、化学・半導体産業には欠かせない存在です。

ケミカルドラム》の処理方法

「金属くず」と「廃プラスチック類」の混合廃棄物です。そのままプレスすると内部液が飛び散る危険があるため、破砕機(シュレッダー)で細かくし、鉄とプラスチックに分離します。鉄は製鋼原料、プラはサーマルリサイクル等へ回されますが、事前の「内容物洗浄」が受入の条件です。

具体的な品目

廃棄物として搬入されるケミカルドラムは、主に化学工場、メッキ加工場、医薬品工場などで原料を使い切った後の「空き容器」です。

充填されていた内容物は、硫酸、塩酸、酢酸などの腐食性物質や、接着剤、農薬、電子基板用洗浄剤など多岐にわたります。 形状には、天板が取り外せる「オープンタイプ」と、小さな注ぎ口(プラグ)しかない「クローズド(タイトヘッド)タイプ」があります。 特にクローズドタイプは内部の洗浄確認が難しいため、残留薬品による発火やガス発生事故を防ぐためにも、排出事業者側での「完全な中身の抜き取りと洗浄」が厳しく求められる品目です。

処理費の目安

80円/kg~

 
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