ポリタンクの処理 INDUSTRIAL WASTE

ポリタンクの処理

2026.01.28

ポリタンク》とは

ポリタンクは、主にポリエチレン(PE)で作られた液体運搬・保管用のプラスチック容器です。 家庭用の灯油缶(赤色・青色)としてお馴染みですが、産業界では耐薬品性を活かし、工業薬品、洗剤、食品添加物などを入れる「扁平缶(へんぺいかん)」や「コック付きタンク」として広く利用されています。

廃棄物処理の実務において、ポリタンクは「危険物が潜んでいるかもしれない容器」として警戒されます。外見は空に見えても、内部に灯油、強酸、強アルカリなどの薬品がわずかに残っている(残留液)ことが多く、不用意にパッカー車で圧縮したり破砕機に投入したりすると、中身が噴出して作業員にかかったり、火災の原因になったりするため、搬入時のチェックが非常に厳しい品目です。

ポリタンク》の処理方法

「廃プラスチック類」として処理します。中身が空で洗浄済みであれば、粉砕して高品質な再生プラスチック原料(マテリアルリサイクル)になります。汚れが落ちないものや複合素材のものは、固形燃料化(RPF)や焼却(サーマルリサイクル)されます。

具体的な品目

廃棄物として搬入されるポリタンクは、排出元と用途により扱いが異なります。

1.灯油用ポリタンク: 冬場に暖房用燃料を入れる18L/20L缶。事業所から排出された場合は産廃ですが、中身の灯油が残っていると「引火性廃油」との混合物となり、処理難易度が上がります。

2.業務用ポリ容器(扁平缶): 化学工場、クリーニング店、飲食店などから排出される容器。次亜塩素酸ナトリウム、アルコール製剤、現像液などが入っていたものです。

3.水タンク・薬注タンク: 設備に据え付けられていた大型のもの。

重要: 中身が半分以上残っているような状態では、単なる「廃プラ」としては扱えません。内容物の性状(廃酸、廃アルカリ、廃油)に基づいた処理契約が必要となり、ポリタンクはその「運搬容器」という位置づけに変わります。

処理費の目安

80円/kg~

 
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