ケミカルウッド(擬木)の処理 INDUSTRIAL WASTE

ケミカルウッド(擬木)の処理

2026.01.28

ケミカルウッド(擬木)》とは

ケミカルウッド(擬木)は、天然木のような外観や質感を持ちながら、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、または再生プラスチックなどを主原料として人工的に作られた木材代替素材です。

軽量で加工しやすく、腐食や反りが発生しないため、工業製品の試作モデルや、公園の柵などに広く利用されています。廃棄物処理の現場で最も警戒すべき点は、「見た目は木でも、中身は100%プラスチック(樹脂)」であることです。これを誤って「木くず」のピットに投入してしまうと、木質バイオマス燃料(チップ)の中にプラスチックが混入する重大な品質事故(コンタミ)を引き起こすため、搬入時の厳格な目視判別が求められます。

ケミカルウッド(擬木)》の処理方法

廃棄物の「廃プラスチック類」として処理します。木材ではないため、チップ化や堆肥化は厳禁です。破砕処理を経て、RPF(固形燃料)の原料にするか、サーマルリサイクル(熱回収)可能な焼却炉で処分します。

具体的な品目

廃棄物として搬入されるケミカルウッドは、用途により大きく2つのタイプに分かれます。

1.工業用モデル材:自動車部品や家電製品のデザイン試作、検査治具、真空成形型などに使われるブロック状の素材です。「サンモジュール」などの商品名で知られ、切削加工時の「粉(ダスト)」や「端材」として排出されます。

2.景観・建材用擬木:公園の柵(手すり)、ベンチ、遊歩道のデッキ材、花壇の枕木などです。これらは再生プラスチックに木粉を混ぜた「合成木材(WPC)」であることも多く、天然木と見分けがつかないほど精巧な製品もあります。

処理費の目安

80円/kg~

 
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