反物の処理 INDUSTRIAL WASTE

反物の処理

2026.01.28

反物》とは

廃棄物業界における「反物」とは、着物用の布地に限らず、繊維工場、アパレル倉庫、インテリアメーカー等から排出される「ロール状に巻かれたシート・布製品全般」を指します。

最大の特徴は「長く、強靭で、繋がっている」点です。これをそのまま破砕機に投入すると、高速回転する軸に布が強く巻き付き、機械をロック(緊急停止)させたり、強烈な摩擦熱によって発火事故を引き起こしたりします。そのため、単なる「繊維くず」や「廃プラ」という品目以上に、現場では「巻き付き注意品」として厳重に管理される難処理物です。

反物》の処理方法

素材により「繊維くず(天然)」または「廃プラスチック類(合成)」に分類されます。長いままでは処理できないため、前処理としてギロチンカッター等で短く裁断してから、RPF(固形燃料)化や焼却によるサーマルリサイクルを行うのが鉄則です。

具体的な品目

この品目の対象となるのは、原反(げんたん)そのものから、加工工程で出る端材まで多岐にわたります。

1.廃生地ロール(デッドストック):在庫処分やB品として廃棄される、未開封の布地や不織布のロール。中心に「紙管」や「プラ芯」が入っており、これらと布を分離する手間が発生します。

2.不織布・フェルト:カーペットの下地や防草シートなど。溶着して塊になりやすいため注意が必要です。

3.高機能繊維(要注意):アラミド繊維(防弾チョッキ素材)や炭素繊維(カーボン)。これらは「刃物が立たない」「切れない」ため、通常の処理ルートでは受け入れられず、専門施設での処理が必要になります。

処理費の目安

80円/kg~

 
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