容器入り食品の処理 INDUSTRIAL WASTE

容器入り食品の処理

2026.01.29

《容器入り食品》とは

容器入り食品とは、缶、瓶、ペットボトル、プラスチック包装などに充填された状態のまま廃棄される食品全般を指します。 賞味期限切れの在庫処分、製造ラインでの印字ミス、物流事故などにより、段ボール単位やパレット単位で大量に排出されるのが特徴です。

廃棄物処理の実務において最大の問題となるのは、「中身(食品残渣)」と「外装(容器)」が一体化している点です。食品リサイクル(飼料化・堆肥化・メタン発酵)を行うには中身だけを取り出す必要があり、逆に容器をリサイクルするには中身を綺麗に抜く必要があります。この「分離・分別コスト」が非常に高いため、かつてはそのまま焼却されることもありましたが、現在は専用機によるリサイクルが主流となりつつあります。

《容器入り食品》の処理方法

専用の「破袋分別機(セパレーター)」に投入し、機械的な圧力や回転で容器を破壊して中身と外装を強制的に分離します。分離された食品残渣はバイオガス発電や堆肥化原料へ、容器(廃プラ・金属)は洗浄を経てサーマルリサイクルや素材リサイクルへ回されます。

具体的な品目

この品目の対象は、スーパーの店頭廃棄のような小規模なものから、メーカーの倉庫整理まで多岐にわたります。

1.飲料類:ジュース、お茶、牛乳、酒類。中身が液体のため、処理施設には強力な水処理設備(排水処理)が求められます。

2.調味料・ペースト:マヨネーズ、ドレッシング、ジャムなど。粘度が高く容器に貼り付くため、分離効率が悪く、油分や塩分が堆肥化の阻害要因になることがあるため注意が必要です。

3.レトルト・缶詰:カレーやパスタソースなど。容器が頑丈なため、強力な破砕能力を持つ設備が必要です。

処理費の目安

60円/kg~

 
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