乳製品の処理 INDUSTRIAL WASTE

乳製品の処理

2026.01.29

《乳製品》とは

廃棄物処理の実務において、乳製品は「最も腐敗進行が早く、取扱注意な有機性廃棄物」の一つです。 牛乳、生クリーム、チーズなどが該当しますが、これらは栄養価が高いため、常温で放置すると即座に雑菌が繁殖し、強烈な腐敗臭(酪酸臭などの低級脂肪酸)を発生させます。

また、液体状の牛乳などは、水質汚濁の指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)が極めて高く、少量でも河川に流出すると深刻な環境汚染を引き起こします。そのため、法的には形状により「動植物性残渣」「汚泥」「廃酸(発酵乳の場合)」などに分類され、保管から処理まで迅速な対応と厳重な漏洩対策が求められる品目です。

《乳製品》の処理方法

食品リサイクル法に基づき、可能な限り再資源化を行います。 容器から中身を取り出し、「飼料化(エコフィード)」、「堆肥化」、または「メタン発酵(バイオガス発電)」へ回すのが主流です。腐敗が進んだものや高脂肪のものは、焼却や排水処理汚泥として処分されます。

具体的な品目

この品目の対象となるのは、乳業メーカーの工場、物流倉庫、スーパー等から排出される以下の製品群です。

1.液状製品:牛乳、乳飲料、生クリームなど。紙パックやプラスチックボトルに入った「容器入り」での排出が多く、専用機での破袋・分離が必要です。

2.半固形・固形製品:ヨーグルト、チーズ、バター、練乳など。特にバターやクリーム等の高脂肪分を含むものは、堆肥化の発酵を阻害したり、排水管を閉塞させたりするため、受入制限を設けている施設があります。

3.製造工程ロス:タンク洗浄水(白水)や、規格外の脱脂粉乳など。

処理費の目安

50円/kg~

 
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