フッ素フィルムの処理 INDUSTRIAL WASTE

フッ素フィルムの処理

2026.01.29

フッ素フィルム》とは

フッ素フィルムは、フッ素樹脂(PTFE、ETFE等)を薄膜状に加工した高機能プラスチックです。耐熱性、耐薬品性、非粘着性に優れ、「スーパーエンジニアリングプラスチック」の一種として扱われます。

しかし、廃棄物処理の現場では「焼却炉クラッシャー」として恐れられる存在です。非常に燃えにくい(難燃性)だけでなく、高温で分解されると猛毒かつ強酸性の「フッ化水素ガス」を発生させます。このガスは焼却炉の耐火レンガや金属製の煙突・集塵機を激しく腐食(ボロボロに)させるため、通常の廃プラスチックとは厳格に区別して管理する必要があります。

フッ素フィルム》の処理方法

産業廃棄物の「廃プラスチック類」ですが、一般の焼却炉への投入は厳禁です。排ガス中和設備(スクラバー)などの高度なフッ素対策を持つ専用焼却施設で処理するか、または管理型最終処分場での埋立処分が原則となります。

具体的な品目

この品目は、一般的な包装資材としてではなく、主に高度な産業用途や特殊建材として排出されます。

1.離型フィルム:プリント基板や電子部品の製造工程で、樹脂成形時の「貼り付き防止(型離れ)」のために使用されるフィルム。使用後は樹脂カスが付着していることが多いです。

2.太陽光パネルのバックシート:パネルの裏側を保護する白いシート。耐候性を高めるためにフッ素フィルムが積層されています。

3.建築用膜材(屋根):ドーム球場や大型テント倉庫の屋根材。

4.農業用ハウスフィルム:長期間張り替え不要な高耐久フィルム(エフクリーン等)。

処理費の目安

80円/kg~

 
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