光ファイバーケーブルの処理 INDUSTRIAL WASTE

光ファイバーケーブルの処理

2026.01.29

光ファイバーケーブル》とは

光ファイバーケーブルは、石英ガラスやプラスチック製の極細繊維を芯(コア)とし、光信号を伝送する通信ケーブルです。 構造は、コア、クラッド、そして衝撃から守る被覆(シース)の多層構造になっています。

廃棄物処理の実務において重要なのは、中心のガラス繊維だけでなく、ケーブルの引張強度を保つために「テンションメンバー」と呼ばれる鉄線やFRP(繊維強化プラスチック)が内蔵されている点です。銅線主体の通常の電線(ナゲット原料)とは異なり、非常に硬く、かつ有価金属(銅)の含有量が極めて少ないため、スクラップ価値は低く、むしろ「処理困難物」として扱われるケースが多い品目です。

光ファイバーケーブル》の処理方法

「廃プラスチック類」「ガラスくず」「金属くず」の混合廃棄物として扱います。銅線のような有価買取は原則難しく、破砕機で細断後にサーマルリサイクルや埋立処分を行います。太いものは内部の鉄線が強固なため、ギロチン切断等の前処理が必要です。

具体的な品目

廃棄物として搬入される光ケーブルは、敷設場所により構造が大きく異なります。

1.ドロップケーブル(引込線):電柱から建物へ引き込むための黒い平型ケーブル。支持線(鉄線)と一体化しており、金属選別機にかける前に分離する必要があります。

2.インドアケーブル:サーバー室などで使われる黄色やオレンジの細いコード。比較的柔らかいですが、ガラス繊維を含むため破砕時の粉塵に注意が必要です。

3.多心・海底ケーブル:これが最難関です。多数のファイバーを束ね、外装を「鉄クロ(鉄の装甲)」で厳重に巻いているため、通常の破砕機では刃が立ちません。ガス溶断や重機による解体が必須となります。

処理費の目安

120円/kg~

 
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