活性炭の処理 INDUSTRIAL WASTE

活性炭の処理

2026.01.29

活性炭》とは

活性炭は、ヤシ殻や石炭などを高温で蒸し焼き(賦活)にし、目に見えない微細な穴(細孔)を無数に持たせた炭素素材です。その広大な表面積で、不純物、悪臭、化学物質を強力に吸着・除去します。

廃棄物処理の実務において最も重要な認識は、「使用済み活性炭は、吸着した有害物質そのものである」という点です。毒物や溶剤を吸着していれば、それは危険物と同等です。 さらに、吸着反応や酸化反応によって熱を発しやすく、蓄熱による「自然発火」のリスクが極めて高い品目です。そのため、乾燥状態で山積みにすることは厳禁とされており、現場では常に火災リスクと隣り合わせの「取扱注意品」として管理されます。

活性炭》の処理方法

法的な区分は、水処理用なら「汚泥」、脱臭用等は「燃え殻」や「廃プラスチック類(繊維状)」となります。 処理の優先順位としては、専門工場で高温加熱して能力を復活させる「再生(リサイクル)」が第一選択です。再生不可品は、産廃焼却炉での焼却や埋立処分を行います。

具体的な品目

廃棄物として搬入される活性炭は、主に以下の設備から排出されます。

1.脱臭装置・吸着塔:塗装工場、化学工場、下水処理場などの排気対策設備で使用された粒状活性炭。有機溶剤(VOC)を吸着している場合、引火性を持つため特に危険です。

2.排水処理・浄水設備:工場排水の脱色や、飲料水の高度浄水処理に使われたもの。水分を大量に含んだ泥状(スラリー)や、フレコンに入った状態で排出されます。

3.カートリッジフィルター:精密機器工場や家庭用浄水器で使用される、プラスチック容器と一体化したもの。

処理費の目安

40円/kg~

 
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