水銀付着のがれきの処理 INDUSTRIAL WASTE

水銀付着のがれきの処理

2026.01.29

水銀付着のがれき》とは

「水銀付着のがれき」とは、解体や改修工事において、水銀または水銀化合物が付着・浸透したコンクリート、レンガ、モルタル等の建設廃棄物を指します。 通常のがれき類(安定型品目)とは全く異なり、廃棄物処理法における「水銀汚染物」として扱われます。毒性が強く、常温でも気化して大気汚染や健康被害を引き起こすリスクがあるため、現場での野積みは厳禁です。

特に、水銀含有量が1,000mg/kgを超えるものは「特定有害産業廃棄物(特別管理産業廃棄物)」となり、排出から処分まで最高レベルの管理が求められる危険物です。

水銀付着のがれき》の処理方法

密閉容器(ドラム缶等)で飛散防止措置を講じて運搬します。処分は、水銀含有量に応じた許可を持つ施設にて、「焙焼(ばいしょう)」による水銀回収・無害化処理、または薬剤による「硫化・固型化」を行った後、管理型または遮断型最終処分場へ埋め立てられます。

具体的な品目

この品目は「製品」ではなく、主に特定の施設解体に伴って発生する「汚染建材」が対象となります。

1.研究・検査施設の床材:大学、病院、分析機関などの実験室で、過去に水銀温度計やマノメーター(圧力計)を破損させ、床の目地やコンクリートに水銀が染み込んでいるケース。

2.灯台・旧工場の基礎:昔の灯台(レンズ回転装置に水銀槽を使用)や、旧式のソーダ工業(水銀法)工場の解体で出る基礎コンクリート。

3.蛍光灯破砕現場:蛍光灯破砕機周辺の壁や床など、長年の作業で水銀蒸気や粉塵が付着した建材。

処理費の目安

80円/kg~

 
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