機密文書の処理 INDUSTRIAL WASTE

機密文書の処理

2026.01.29

機密文書》とは

機密文書とは、顧客名簿、契約書、財務データ、カルテ、設計図など、外部に漏洩することで企業経営や社会的信用に甚大な被害を与える情報の記録媒体全般を指します。

廃棄物処理の実務において、これらは単なる「古紙」とは明確に区別されます。一般の古紙回収(オープントラック)に乗せることは絶対に許されず、GPS付きの箱車や施錠付きコンテナでの輸送が必須となります。 最大のリスクは、輸送中の落下・飛散や、処理待ち保管中の盗難です。そのため、排出から最終的な情報抹消(溶解・破砕)が完了するまでの間、「誰の目にも触れさせない」ための厳格なトレーサビリティ(追跡管理)が求められる、特殊な管理品目です。

機密文書》の処理方法

情報の復元を不可能にするため、製紙メーカーの密閉釜による「溶解処理(パルプ化)」、または大型シュレッダーによる「破砕処理」を行います。電子媒体の場合は物理破壊または強磁気消去を行います。処理完了後は、証明書(溶解証明書等)の発行が必須となります。

具体的な品目

この品目の対象は、紙媒体だけでなく、情報が記録されたあらゆる媒体が含まれます。

1.紙媒体:履歴書、マイナンバー記載書類、決算資料、複写伝票、病院のカルテ、処方箋。ファイルやバインダーに綴じられたままの状態も多いですが、溶解処理の場合は禁忌品(金属やプラ)の混入に厳しい制限があります。

2.電子記憶媒体: CD・DVD、USBメモリ、ハードディスク(HDD)、SSD、磁気テープ。これらは紙とは処理ラインが全く異なるため、混入は厳禁です。

3.権利・ブランド系:未使用の金券、株券、クレジットカード、パスポート、企業のロゴ入り制服(悪用防止)、開発中の試作品など。

処理費の目安

20円/kg~

 
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