エレベーターの処理 INDUSTRIAL WASTE

エレベーターの処理

2025.12.19

エレベーター》とは

エレベーターは、建築基準法で定義される「昇降機」の一種で、人や貨物を載せるカゴ(搬器)が昇降路内を垂直に移動する設備です。オフィスビルやマンション等の「乗用」、工場・倉庫の「荷物用」、配膳用の「小荷物専用昇降機(ダムウェーター)」などに分類されます。

駆動方式には、ワイヤーロープでカゴを吊るし巻上機で駆動する「ロープ式」と、油圧ジャッキで押し上げる「油圧式」が主流です。廃棄物処理の観点からは、鉄骨、機械部品、電気設備、コンクリート等が複雑に組み合わさった巨大な複合製品であり、撤去には専門的な解体技術と、重機による搬出計画が必要な「重量物・大型設備」として扱われます。

エレベーター》の処理方法

エレベーターの撤去に伴う廃棄物は「産業廃棄物」として処理します。専門業者による解体後、品目ごとに分別し、収集運搬・処分業者へ委託してマニフェストを交付します。特に油圧式の場合、大量の作動油(廃油)の抜き取り処理が必要となり、古い制御盤等はPCB汚染の確認も必須です。

具体的な品目

廃棄物として排出されるエレベーターは、単一の品目ではなく、解体された各構成部品がそれぞれの廃棄物品目に分類されます。
最も重量があるのは、ガイドレール、カゴ本体、扉、巻上機(モーター)、ワイヤーロープなどの「金属くず」です。これらは鉄スクラップとしてリサイクルされます。 次に、カゴと釣り合うためのおもり(カウンターウェイト)があります。これは鉄製であれば有価物ですが、コンクリート製の場合は「ガレキ類(コンクリートくず)」として処理費が発生します。

その他、制御盤や配線類は「金属と廃プラスチック類の混合物」、油圧式のシリンダー内のオイルは「廃油」となります。特に昭和52年以前の古い制御盤や整流器には、有害なPCB(ポリ塩化ビフェニル)が使用されているリスクがあり、解体前の調査が最重要事項となります。

処理費の目安

30000円~/台

 
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