塗膜の処理 INDUSTRIAL WASTE

塗膜の処理

2025.12.19

塗膜》とは

塗膜(とまく)とは、塗料が塗装対象の表面で乾燥・硬化し、形成された薄い保護層のことです。防錆、防水、美観維持を目的としています。 廃棄物処理の実務において「塗膜」が焦点となるのは、主に橋梁、タンク、プラント設備などのインフラ構造物の改修工事で剥離・除去された「除去塗膜」です。

これらは樹脂や顔料の塊ですが、特に高度経済成長期(昭和40年代等)に建設された古い鋼構造物の塗膜には、防錆顔料として鉛や六価クロム、可塑剤としてPCB(ポリ塩化ビフェニル)などの有害物質が含まれている可能性が高く、単なるゴミではなく環境リスクの高い物質として扱われます。

塗膜》の処理方法

産業廃棄物として処理します。分類は成分や剥離工法により「汚泥」「廃プラスチック類」、研磨材を含む場合は「鉱さい」等の複合廃棄物となります。必ず事前に成分分析(溶出・含有試験)を行い、鉛やPCB等が基準を超過した場合は「特別管理産業廃棄物」等として、遮断型処分場への埋立や無害化処理が義務付けられています。

具体的な品目

「塗膜」そのものが製品として流通しているわけではなく、以下のような「鋼構造物」のメンテナンス(塗り替え・解体)工事に伴って排出される剥離物が対象となります。

1.鋼製橋梁(道路橋・鉄道橋) : 塗膜廃棄物の最も代表的な発生源です。古い橋には赤錆止めとして鉛丹(鉛)が厚く塗られています。

2.貯蔵タンク・ガスタンク・鉄塔: 石油・化学プラントや電力設備等の巨大インフラ。

3.水門・遮音壁・歩道橋    : 屋外で長期間風雨に晒される鋼製設備。

これらに対し、ブラスト工法(研磨材で削り取る)や剥離剤工法(薬品で浮かす)を用いて剥がれ落ちた「塗膜くず(ブラスト廃材含む)」が、処理委託契約における対象品目となります。「塗膜」そのものが製品として流通しているわけではなく、以下のような「鋼構造物」のメンテナンス(塗り替え・解体)工事に伴って排出される剥離物が対象となります。

処理費の目安

30000円~/1式

 
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