日本ダスト株式会社
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製造工程や建設・改修工事に伴って排出される「廃塗料」は、その状態や含有成分によって廃棄物としての法的区分が複雑に変化する、取り扱いの難しい品目です。
ひとくちに廃塗料といっても、未硬化の「液状」や固まった「固形物」といった状態の違いだけでなく、過去の防錆塗料などに使用されていた鉛・六価クロム・水銀といった有害な重金属を含むものまで多岐にわたります。さらに近年問題となっているのが、古い橋梁やタンク等の解体・塗膜剥離工事で発生する「PCB(ポリ塩化ビフェニル)入りの塗料くず」です。これらの適切な判断を誤ると、引火事故や環境汚染を引き起こすだけでなく、排出事業者様自身の重大な法令違反に直結するため、専門知識に基づく確実な成分把握と処理ルートの選定が不可欠となります。
当社では、液状の余剰塗料から、有害物質を含む剥離塗膜まで、排出事業者様が抱えるあらゆる廃塗料の課題に対し、コンプライアンスを遵守した安全な処理スキームをご提供します。
廃塗料の適正処理は、「何が含まれているか」を正確に洗い出すことから始まります。まずは安全データシート(SDS)の確認や、必要に応じたサンプリング・成分分析を実施いたします。
液状か固化しているかによって「廃油」「汚泥」「廃プラスチック類」などの品目を正しく振り分けるとともに、鉛・クロム・水銀などの特定有害物質や、高濃度のPCBが含まれていないかを厳格にチェックします。排出事業者様が不法投棄や不適正処理のリスクを負わないよう、分析結果に基づいた最適な分別方法と処理計画をご提案いたします。
塗料廃棄物の運搬においては、液漏れや揮発による引火リスク、および異臭の発生を未然に防ぐ対策が重要です。
固まっていない液状塗料や溶剤を含むものには、密閉性の高いドラム缶やペール缶を使用し、安全基準を満たした専用車両で回収に向かいます。また、インフラ設備等の改修で剥がし取られた「PCB入り塗膜」や重金属含有の塗料くずについては、特別管理産業廃棄物として厳格な漏洩防止措置を施し、周囲への汚染を完全に遮断した状態で指定の処理施設まで直行します。
回収した廃塗料は、それぞれの化学的特性に応じた許可施設で確実に処理・処分されます。
一般的な廃塗料は、主に専用の焼却炉で熱分解(サーマルリカバリー)や減容化が行われます。鉛などの重金属を含むものは、土壌への溶出を防ぐための無害化処理(コンクリート固化など)を実施。処理基準が極めて厳しいPCB入り塗料についても、国の認定を受けた専門施設への橋渡しを行い、高温焼却等による確実な分解処理をサポートします。一連の廃棄物処理フローは電子マニフェスト等で厳格に追跡し、排出事業者様へ最終処分の完了を正確にご報告いたします。