動植物性残さ INDUSTRIAL ITEMS

動植物性残さ

動植物性残さについて

動植物性残さは、食品の製造や加工プロセスにおいて必然的に生じる、動植物由来の不要物です。具体的には、飲料工場から出るビール粕や茶殻、食品工場で発生する野菜くずや魚の加工残さ、豆腐製造時の「おから」などが該当します。法律上、食料品製造業や飲食店業、飲食料品卸売・小売業など、特定の業種から排出されるものに限定して産業廃棄物として扱われるのが大きな特徴です。

この廃棄物の大半は水分と豊富な有機物で構成されているため、常温で放置すると急速に腐敗が進みます。強い悪臭や害虫を発生させるだけでなく、汚水が漏れ出すと土壌や水質汚染の原因にもなるため、排出後は水密性の高い容器で保管し、腐敗を抑えながら速やかに運搬することが求められます。

かつては焼却や埋め立て処分が主流でしたが、現在では貴重なバイオマス資源としての有効活用が中心です。微生物の力で発酵させて堆肥や家畜の飼料へ生まれ変わらせるほか、近年ではメタンガスを抽出してバイオガス発電の燃料とするなど、エネルギー資源へと転換する高度なリサイクル体制の構築が極めて重要視されています。

 
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