がれき類 INDUSTRIAL ITEMS

がれき類

がれき類について

産業廃棄物における「がれき類」とは、主に工作物の新築、改築、または解体工事などの事業活動に伴って生じたコンクリートの破片やアスファルトの総称です。廃酸や廃プラスチック類とは異なり、あらゆる事業所から排出されるわけではなく、建設業などの工事現場から排出されるものに限定されるのが特徴です。具体的には、ビルの解体に伴うコンクリート塊、道路工事で生じるアスファルト・コンクリート廃材、古いブロック塀やレンガの破片などがこれに含まれます。

がれき類の管理や処理において最も注意すべき点は、過去の建材に含まれていた「アスベスト(石綿)」の付着や混入リスクです。解体する建築物に石綿が使用されていた場合、そこから生じたがれき類は「石綿含有産業廃棄物」として厳格に扱わなければなりません。これらは通常のがれき類とは明確に区別し、運搬時や保管時に粉塵が飛散しないよう、専用の袋で梱包したりシートで二重に覆ったりするなど、作業員の人体や周辺環境への被害を防ぐための飛散防止措置が法律で義務付けられています。

処分方法としては、破砕施設等で適切な大きさに砕き、内部の鉄筋などの異物を磁選機で除去したうえで再資源化するリサイクルが一般的です。処理されたがれき類は「再生砕石(RC)」や「再生アスファルト合材」として、主に道路の路盤材や駐車場の舗装材として再び活用されます。リサイクルが困難な一部のものは安定型処分場へ埋め立てられます。また、保管時や破砕処理の際には、粉塵の飛散や騒音・振動が発生して周辺環境へ悪影響を及ぼすリスクがあるため、散水設備の設置や防音パネルによる囲いなど、近隣への配慮と適切な現場管理が不可欠です。

 
PageTop