日本ダスト株式会社
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産業廃棄物における「木くず」とは、事業活動に伴って生じた木材の破片や削りくずの総称です。あらゆる事業所から排出されるわけではなく、建設業や木材・木製品製造業、パルプ製造業など、特定の業種から排出されるものに限定されています。具体的には、建物の新築や解体工事で生じる廃木材、家具工場や製材所から出るおがくずや端材などがこれに含まれます。ただし、製品の輸送などに使用された木製パレットは、特例として業種を問わず産業廃棄物として扱うルールとなっているため注意が必要です。
木くずの管理において最も警戒すべき点は、引火性の高さによる火災リスクと、腐敗や害虫の発生です。乾燥した木材の破片は極めて燃えやすく、さらに雨水を含んだ状態で長期間山積みにされると、内部で発酵による蓄熱が進み、自然発火を引き起こす重大な危険性を持っています。そのため、火気厳禁の徹底や定期的な温度管理を行うなど、火災防止のための厳重な保管体制を敷く必要があります。また、湿った木くずはシロアリなどの害虫を誘引し、悪臭やカビの原因ともなるため、防水シートによる被覆などの適切な管理が求められます。
処分方法としては、専用の破砕機で細かく砕いたのち、貴重な資源として再利用されるリサイクルが主流です。チップ状に加工された木くずは、パーティクルボードなどの建築資材や製紙用のパルプ原料として生まれ変わるほか、バイオマス発電の燃料として熱や電気を生み出すサーマルリサイクルにも広く活用されています。また、おがくず等は家畜の敷料や堆肥の原料となることもあります。保管時や破砕処理の際には、細かい木粉が風で飛散して周辺の生活環境に悪影響を及ぼすリスクがあるため、散水設備の導入や建屋内での適切な粉塵対策が極めて重要となります。