日本ダスト株式会社
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フランジは、配管、バルブ、ポンプなどの機器同士を接続するための円盤状またはリング状の「つば」を持つ継手部品です。
外周にあるボルト穴を利用してボルト・ナットで締め付け、接合面にガスケット(パッキン)を挟むことで、流体の漏れを防ぎつつ強固に連結します。溶接接続とは異なり、ボルトを緩めれば分解が可能であるため、定期的なメンテナンスや清掃が必要な化学プラント、工場設備、ビルの空調・給排水設備などで広く採用されています。材質は炭素鋼(鉄)、ステンレス、塩化ビニルなどが一般的です。
しかし、特に注意すべきは、古い設備のフランジに使用されているガスケット(パッキン)です。耐熱性・耐薬品性が求められる用途で、1970年代~1990年代頃まで「石綿(アスベスト)」を含んだシートガスケット(ジョイントシート)が多用されていました。 これらは一見するとただの紙やゴムのパッキンのように見えますが、アスベスト繊維を含んでいるため、安易に剥がしたり、破壊したりすると、極めて有害なアスベスト繊維が飛散する危険性があります。
材質により処理区分が異なります。鉄やステンレス製は「金属スクラップ(有価物)」として買取対象となり、塩ビ製は「廃プラスチック類」として産業廃棄物処理します。
※重要 古いフランジに残ったパッキンにはアスベスト(石綿)が含まれている可能性があるため、スクラップ搬入前の付着物確認と適正な除去・分別が必須です。
湿潤化ガスケット部分に水や薬剤を散布し、アスベスト繊維が飛散しないように十分に湿らせます。
手作業による除去防じんマスクなどの適切な保護具を着用した作業員が、スクレーパーなどを用いて手作業で慎重にガスケットを剥がし取ります。電動工具の使用は原則禁止です。
梱包・処分剥がし取ったアスベスト含有ガスケットは、飛散しないよう湿潤な状態でプラスチック袋で二重に梱包し、「石綿含有産業廃棄物」として、許可を持つ処理業者に委託し、適正に処分します。
注意: ガスケットが除去されずに残っている場合、金属スクラップとしての受け入れを断られたり、アスベスト除去費用を別途請求されたり、最悪の場合は全体が「石綿含有産業廃棄物」と見なされ、処理費用が大幅に増加する可能性があります。
廃棄物処理の実務において「フランジ」は単体で排出される場合と、配管の一部として排出される場合があります。
1.管フランジ(配管付き): パイプの両端に溶接されており、「鉄くず(配管くず)」として一体で扱われます。ただし、パイプ内面にゴムライニング等が施されている場合は、純粋な金属として扱えず「ダスト付きスクラップ」や産廃扱いになることがあります。
2.閉止フランジ(ブラインドフランジ): 配管の末端を塞ぐための蓋です。重量があるため、単体の金属塊として評価されます。
3.絶縁フランジ: 異種金属の腐食防止のため樹脂が含まれており、リサイクルには分別の手間を要する製品です。
30000円~/台