日本ダスト株式会社
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乾燥器は熱や風を用いて水分等を除去する装置で、食品工場から下水処理場まで幅広い産業分野で稼働しています。廃棄処理の視点では、本体の金属類だけでなく、内部の断熱材や除湿型の冷媒フロンなど、複合的な分別管理が求められます。
ここで特に注意すべきは、昭和期に製造された古い大型モデルです。当時は耐熱性を高めるために断熱材へ石綿(アスベスト)が使用されていた可能性があり、廃棄時に初めて含有が判明するケースもあるため慎重な対応が必要です。
まず最も重要なのが「アスベスト(石綿)」の有無の確認です。古い機種に含まれる場合、通常の破砕は厳禁です。石綿含有の乾燥器は専門の分解処理施設へ搬入して安全に解体され、取り外された石綿含有部材は飛散防止措置を講じた上で安定型最終処分場にて埋立処分されます。誤った破砕は重大な汚染事故を招くため、事前の成分確認が不可欠です。
次に「冷媒フロン」の有無を確認し、該当する場合は事前のフロン回収が法律で義務付けられています。
これらをクリアした石綿を含まない機種は、一般の中間処理施設で安全に破砕・選別され、金属などがリサイクルされます。
廃棄物処理の現場で「乾燥機」として扱われる製品は、排出元や用途により主に以下の3つが挙げられます。
1.食品工場の熱風乾燥器:食品メーカーの製造ラインにおいて、加工食品や原材料の水分を飛ばして乾燥・殺菌するために使用される設備です。衛生管理の観点からステンレス製が多く、大型の箱型やコンベア式など形状は様々です。廃棄の際は、保温のために組み込まれた断熱材の適切な分別が重要となります。
2.化学工場の恒温乾燥器:化学メーカーの研究室や品質管理の検査室等において、薬品の乾燥、樹脂の硬化、電子部品の加熱や耐久試験などに広く使用される設備です。精緻な温度管理を行うため制御盤などの電子部品を多く含みます。また、内部に付着した特殊な化学物質等の残渣にも配慮した適正な処理が求められます。
3.水処理施設の汚泥乾燥機:自治体の下水処理場や大規模な工場排水の処理施設において、発生した汚泥の水分を熱で蒸発させて減容化するための設備です。非常に大型のプラント設備であることが多く、廃棄に際しては、現場での重機を用いた解体・切断作業や大規模な搬出計画がセットで必要になるのが特徴です。
20,000円~/台