日本ダスト株式会社
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魚網は、合成繊維や金属線を編んでメッシュ状にした資材の総称です。廃棄物処理の現場では、ポリエチレン、ナイロン、ポリエステルなどの「合成樹脂製」のものが主流です。
一見、軽くて扱いやすそうに見えますが、処理施設にとっては「厄介な難処理物」の代表格です。強靭な繊維でできているため、そのまま破砕機に投入すると、回転刃の軸に強く巻き付き(絡みつき)、機械を強制停止させたり故障させたりする原因になります。そのため、多くの処分場では受入禁止とするか、事前の切断処理を前提とした高単価品目として設定されています。
素材により主に「廃プラスチック類」に分類されます。破砕機への絡まりを防ぐため、強力な2軸破砕機を使用するか、受入後に重機や手作業で細かく裁断した上で破砕処理を行います。その後、焼却処理によるサーマルリサイクルなどを行うフローが一般的です。
廃棄物として排出される漁網は、漁法や用途によって構造が異なり、処理の難易度も変わります
1.刺し網(さしあみ):網自体の繊維は廃プラスチック類ですが、おもり(鉛)やチェーンが強固に編み込まれているため「金属との混合物」となります。そのままでは破砕・焼却ができないため、鉛を分別・除去する手作業に多大な労力がかかります。
2.養殖用ネット・定置網(ていちあみ):海中に長期間設置される大型の網です。魚を囲うために繊維が非常に太く頑丈なため、破砕機に絡まりやすい特徴があります。また、貝殻や泥、海藻などの異物が多く付着しており、事前の洗浄や乾燥、重機による裁断が必要です。
3.トロール網(底引き網):海底を引きずるため、摩擦に強い極太の合成繊維が使われています。構造が極めて強固で、そのまま投入すると破砕機の故障原因になります。また、海底の砂泥や石を多く巻き込んでいるため、刃の摩耗を早める品目です。
50~200円/kg